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死病であった昔と違い、現代の治療は、治療後の生活をより快適なものにするよう、慎重に治療法が選択されています。インフォームド・コンセント(説明されたうえでの同意)も十分行われているといっていいでしょう。
例えばこれまでは、子供を生み終えた年代の手術は、命と引き換えに、当然のように生殖器全部を摘出することが多かったのですが、今はその後の長い人生を考え、生殖器の機能を保持しながらがんを治す手術法が考慮されています。
ここでは、代表的な治療法のいくつかを紹介します・
*子宮頸がん・・・・・治療は進行状態で異なり、比較的早い0~Ⅱ期の段階では手術が主体となりますが、進行が進んだⅢ~Ⅳ期では放射線療法を主体に、抗がん剤などを使った化学療法も行われます。
*子宮体がん・・・・・手術と放射線療法を併用します。手術の方法はがんの進行によって、子宮だけでなく卵巣までも切除する方法などがあります。かんが骨盤壁まで広がっている場合は、手術をしないで放射線療法と抗がん剤による化学治療になることもあります。また、前がん状態や上皮内がんの場合に限り、将来的に妊娠を希望する時は、子宮を摘出せずにホルモン療法を行います。
*レーザー療法・・・お腹を切らずに、膣からレーザーによって子宮頚部の組織を切除するやり方です。0期、Ⅰa期の頸がん治療法の中心です。時間も20分ほどで、入院しなくても、外来で行えます。
*単純子宮全摘出術・・・がんの完治に最も効果的方法です。0期~Ⅰa期の頸がんで、既に出産を終えている人、子宮筋腫を合併している人、早期の体がんの人などに適しています。
*広汎子宮摘出術・・・Ⅰb期とⅡ期の頸がん、Ⅱ期以上の体がんにはこの方法で行います。周りの組織もかなり広範囲にわたって切除します。
*放射線療法・・・Ⅲ期~Ⅳ期の頸がんには、がんの病巣に強い放射線を集中的に照射して、がん細胞を死滅させたり、病巣を破壊して小さくしたりします。がんが、深い、又は広くて、手術が不可能な人や、高齢者、肥満者、心臓に合併症がある人に向いています。
*化学療法・・・最初から化学療法をすることはあまりありませんが、最初に抗がん剤でがんを小さくしてから、手術をすることがあります。
*ホルモン療法・・・体がんはプロゲステロン不足で発生するほで、そのプロゲステロンを使用して治す新しい治療法。出産を望む若い体がん患者に行います。